読書を習慣づけたいけど、なかなかできない。
読書で得た学びを活かすためにはどうすればいいんだろう?
そんな方に向けて。
読書をはじめたいけどなかなか習慣化できなかったり、学びを深める読書のやり方がよくわからない方は多いかと思います。
読書をより楽しみやすくする方法、そして効果的に学びにつなげる読書術について紹介します。
1日15分の知識貯金 1%読書術
【1日15分の知識貯金 1%読書術】
この書籍の著者であるマグさんは、年間700冊の本を読む読書家で、文学系インフルエンサーとして活躍されています。
TwitterやVoicyなどを通して読書術について発信されたり、読書コミュニティの運営などの活動をされています。
そんなマグさんが出された書籍【1日15分の知識貯金 1%読書術】を読み、私自身が悩んでいた読書方法について答えがみつかり、その方法を実行し読書がより効果的になっていると実感しています。
では、1%読書術とは具体的にどういうことなのでしょうか?
1%読書術とは?
まず結論から言うと、1%読書術のやり方は以下になります。
- 本を読む前になぜその本を読みたいのか、その本から何を学びたいのか目的を明確化する。
- 目次をみて、気になるページ(学びたい箇所)を探す。
- 15分タイマーを設定して読書を開始する。
- 15分経過したら読書を終える。
- 自分の言葉に置き換える、想起し休憩する。
- アウトプットする。
順に解説していきます。
目的を明確化する。
本を読む前に、何を学びたいのか明確化することが大切です。
効率的な勉強方法を知りたいから勉強術の本を読む。
習慣化を身につけたいから習慣術の本を読む。
読書を通して何を学びたいのかをあらかじめ明確にすることで、学びたい要点をおさえながら読書することができます。
目次をみて、気になるページ(学びたい箇所)を探す
目的を明確化すれば、目次を見た際に学びたいことが書いてあるページが目に留まりやすいです。
読書は最初から最後までしっかり読み込まなければいけないというわけではありません。
読書が得意でない方からすると、すべてを読もうとすることで飽きが出始め、結局読むことを断念することになる場合もあります。
一方で、自分が学びたいところだけを読んで、知りたかった知識を得ることができれば、読書へのハードルも上がらないかと思います。
目次をみて、学びたいことが書いてあるページを読むだけで充分に知識を得ることは可能です。
また、読む前から目的を明確化しておくことで、目次をみている際にカラーバス効果が働き、ピンとくる場所が自動的に目に留まるはずです。
カラーバス効果:ある特定のことを意識し始めると、日常の中でもその特定のことが、自然と目に留まるようになる現象。
15分タイマーを設定して読書を開始、15分経てば読み終える。
まず、なぜ15分なのか?理由は以下のようになります。
- 1日24時間の1%は15分
- 人間が集中できる限界は15分
- 3つの効果(締め切り効果、ザイガニック効果、カリギュラ効果)
人間が集中できる時間が15分だとすれば、集中力を高く維持できる15分を活用することで、効果的に知識を得ることが可能です。
1日15分と考えると、ハードルも低く感じるのではないでしょうか。
3つの効果の意味は以下の通りです。
締め切り効果:期限を設定することで、集中力や、やる気を向上させる心理効果。
15分のうちに目的を達成しようと、集中力を大幅に向上させる効果があります。
ザイガニック効果:完了したものよりも未完のものに執着心があるという心理効果。
意図的に未完をつくることで、「続きが気になる。」「早く続きが読みたい。」と興味を強くする効果があります。
カリギュラ効果:ダメと言われるとやりたくなるという心理効果。
15分以上は読まないというルールにより、「ダメだけどページをめくって読みたい。」という効果があります。
つまり、15分という時間を通して、高い集中力で読書を行ない知識を得る。
3つの効果を通して、読書に対する好奇心も出て、より読書を楽しく感じることができる。
1%読書術は、効果的な学びと読書を好きになることができる読書術といえます。
自分の言葉に置き換えて、想起する。
自分の言葉に置き換えると、より知識として定着しやすくなります。
「要するに、15分が一番集中できる時間だから、15分を使って読書をしたほうがより学びを得やすい。」
ただページを読んでなるほどと思うだけでなく、自分の言葉で説明できるようになること。
ノートにまとめるやり方もありますが、面倒くさいですよね。
また、ノートに書くことは、本に書かれていることをそのまま写すだけになりがちです。
記憶効率を高めるためには、自分の言葉に置き換えることが重要です。
そして、置き換えた言葉を頭の中で思い出しながら想起することも併せて行いましょう。
想起とは、思い出すことです。
頭のなかで自分で置き換えた言葉を思いだすことで、より知識として定着しやすくなります。
寝る前にこの過程を行なうことが、おススメです。
アウトプットする。
インプットとアウトプットはセットで行ないましょう。
SNSで発信したい内容を学びたい。
職場の同僚に伝えたい。
明日の仕事で活かしたい。
読書で学びたい目的は人それぞれですが、学んだことは実際に行動に移すことでより定着率を高めます。
アウトプット、重要です。
まとめ
1%=15分。
1日15分を読書の時間にあてることは、可能だと思います。
15分を活用して読書を習慣化し、読書を楽しめるきっかけにもなれば良いと感じます。
この本を読んでみたいと思う方は、ぜひ購入して読んでみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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