雑記

誰でもセンスを身につける方法

センスが良くなりたい。センスはどうやって磨くことができるのか?

そんな方に向けて。

結論から言えば、センスを身につけるためには知識を集積することと客観的になることが必要です。

センスは元々ある才能でしょ?と考える方も多いかと思いますが、適切な方法を知り必要な時間をかければ、誰にでも手に入れることができます。

本記事では、誰でもセンスを身につける方法について、書評としてとある書籍の内容について紹介します。

センスは知識から始まる

この書籍の著者、水野学さんは、グッドデザインカンパニー代表でクリエイティブディレクターとして活動されている方です。

水野さんは、センスについてこのように定義しています。

「センスのよさ」とは、数値化できない事象のよし悪しを判断し、最適化する能力である。

これが僕のセンスについての定義です。

おしゃれもかっこよさもかわいらも、数値化できません。しかしそのシーン、そのとき一緒にいる人、自分の個性に合わせて服装のよし悪しを判断し、最適化することはできます。それを「かっこいい、センスがいい」と言うのです。

センスは知識からはじまる P14

売れている服についてはデータをとれば数値化することはできますが、その売れている服を着れば必ずオシャレになるとは限らないですからね。

個々の身長や体型、色づかい、TPOといった環境などに応じて、その人に適した服装というものが存在します。

定義の通り、数値化できない事象(個々に合う服装)のよし悪しを判断し、最適化(体型やTPOに適していると判断)する能力です。

センスを磨く方法

冒頭で紹介した通り、センスを磨くためには知識を集積することと客観的になることが必要です。

具体的にはどういうことでしょうか?

知識を集積する

知識が豊富な人は仕事ができる人です。

知識は集めれば集めるほど、いい情報が早く集まってくるようになります。

それがセンスとどう関係しているのか?

服装について例えますが、服装でも様々なジャンルがありますよね。

  • きれいめ
  • カジュアル
  • ストリート系
  • スポーティー

知識を集積するということでそれぞれのジャンルを理解するのは当然ですがそれだけでなく、それぞれのジャンルが生まれた発端、流行っていた時代、年代などの知識を得ることも必要です。

新たにファッション商品について開発する際、それぞれのジャンルが生まれた背景や愛用していた年代を知識として得ていることで、その情報がヒントとなり、新しいモノを生み出すきっかけにもなります。

センスというのは、天から降ってくるようなひらめきではなく、様々な知識を集積しその知識に基づいてアウトプットしていくことで、磨かれていくものです。

自分の好きなことについて深掘ってみることもいいかもしれませんね。

客観的になること

数値化できない事象を最適化するためには、客観的な情報が大切です。

主観性いわゆる思い込みが、センスにおいて最大の敵になるということ。

私たちは、価値観や考え方など、自分なりの思い込みを持っています。

自分なりの思い込みを持つことは悪いことではないが、センスを磨く過程においては、その思い込みによってセンスがないと判断されがちです。

「今流行っている」だけに着目して商品を選択するのではなく、相手の雰囲気や個性などの客観情報を取り入れながらの商品選択することで、ハイブランドじゃなくても、センスあるオシャレな姿を映し出すことが可能です。

ささいなことにも気付く几帳面さや、人が見ていないところにも気付く観察力を鍛えることで、客観情報を正しく把握することができます。

客観情報を得る習慣を日々取り入れていきたいです。

研鑽し続けましょう

「センスに自信がない。」

私自身もそう思っています。

しかし、著者の水野さんはこのように記しています。

センスに自信がない人は、自分が、実はいかに情報を集めていないか、自分が持っている客観情報がいかに少ないかを、まず自覚しましょう。いくら瞬時に物事を最適化できる人がいたとしても、その人のセンスは感覚ではなく、膨大な知識の集積なのです。センスとはつまり、研鑽によって誰でも手にできる能力といえます。決して生まれつきの才能ではないのです。

センスは知識から始まる P75

結論、客観情報を得る習慣と勉強し続けて知識を得ていくことが、センスを磨くためには必須な過程です。

不勉強と思い込みはセンスを磨く過程を妨げます。

センスに自信がない人は、日々研鑽し続けていきましょう。

私も、研鑽し続けます。

まとめ

本記事では、センスを磨く方法として「知識を集積すること」「客観的になること」の必要性を紹介しました。

どの職種でもセンスは不可決だと思います。

私は介護士ですが、介護現場においても環境整備や資料作成等においてセンスは求められます。

センスを磨くことで、個々のスキルやキャリアを積み上げることにも繋がるため、日々研鑽し続けていきましょう。

今回紹介した水野学さんの著書「センスは知識からはじまる」においては、センスのよさがスキルとして求められていることや、センスを通して仕事を最適化することなどが記されてあります。

センスを磨きたい方は、この本を読むことが必須だと感じますので、ぜひ読んでみてください。

kindle Unlimitedでは読み放題対象となっています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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